5月31日告示、6月7日投開票の東京都中野区長選挙に、監査法人に勤務する森川岳大氏(31)が14日、東京都庁で記者会見を開き、立候補する意向を正式に表明しました。これで立候補の表明は、現職の酒井直人区長、元会社員の石倉弘次郎氏、区議の吉田康一郎氏に続き4人目となります。
「中野をどこにでもある街にしたくない」
森川氏は出馬の理由について、再開発などで急速に変化する中野の街並みを見る中で、「中野をどこにでもある街にしたくない」と強い思いを語りました。特に、建て替え計画が進む中野サンプラザについては、「中野の顔であり文化の象徴だ。どこにでもあるタワーマンション中心の街にはしない」と述べ、再利用の方針を明確にしました。
子育て世代の転出超過に危機感
また、中野区では子育て世代の転出超過が課題となっていることを指摘し、「中野だからこそ子育てをしたい、子供が多様な経験をできると思ってもらえるような支援や環境をつくる」と強調。具体的な政策には触れなかったものの、子育て世帯が住み続けたいと思える街づくりを目指す考えを示しました。
森川氏は政党からの推薦や支援を受けない無所属での出馬を予定しており、既存の政治勢力に頼らない独自の選挙戦を展開する方針です。
中野サンプラザの行方
中野サンプラザは1973年に開業した複合施設で、コンサートホールや結婚式場、宿泊施設などを備え、長年にわたり中野のランドマークとして親しまれてきました。しかし、老朽化を理由に建て替え計画が進められており、2034年度を目標に新たな複合施設を建設する方針が示されています。森川氏は「中野の歴史と文化を継承する形での再利用」を訴えており、今後の議論に影響を与える可能性があります。
中野区長選は、5月31日に告示され、6月7日に投開票が行われます。現時点で4人が立候補を表明しており、今後さらに候補者が増える見通しです。



