福島県は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を加速させるため、復興計画を新たな段階に引き上げる方針を固めた。除染が完了したエリアを拡大し、住民の帰還や新たな居住を促進する。
除染完了エリアの拡大
県は、これまで除染が進められてきた地域のうち、放射線量が十分に低減したエリアを「復興拠点」として指定。そこでの生活再建を支援する。新たに、複数の市町村にまたがる広域的なエリアでも除染を進め、帰還可能区域を増やす。
住民帰還の促進策
帰還を希望する住民には、住宅の修繕や新築費用の補助、生活インフラの整備を強化。また、帰還しない住民に対しても、移住先での生活支援を継続する。県は、2026年度までに帰還者数を現在の約2倍に増やす目標を掲げる。
さらに、復興計画には、新たな産業の誘致や雇用創出も盛り込まれる。特に、再生可能エネルギーやロボット関連産業の集積を図り、持続可能な地域づくりを目指す。
県の担当者は「復興は着実に進んでいるが、まだ課題は多い。住民一人ひとりのニーズに応じた支援を徹底し、福島の未来を切り拓いていく」と述べている。



