三菱マヒンドラ農機の事業撤退で松江市が協力企業を支援、補正予算案に約9800万円を計上
三菱マヒンドラ農機(本社:松江市)の事業撤退問題を巡り、松江市は2025年度一般会計補正予算案を発表しました。この補正予算案には、同社の協力企業や取引先を支援するための事業費として、総額9757万円が盛り込まれています。現在開会中の市議会2月定例会に追加提案される予定です。
具体的な支援内容と補正予算案の詳細
松江市役所で開催された市議会全員協議会において、上定昭仁市長が補正予算案について説明を行いました。支援策は多岐にわたり、地域経済の安定を図ることを目的としています。
- 協力企業の資金繰り支援:2000万円を計上し、短期的な財務負担の軽減をサポートします。
- 新規事業開始に必要な設備投資支援:5400万円を投入し、協力企業が新たな事業分野へ進出する際の設備導入費用を補助します。
- 飲食・商業・サービス業の収益確保支援:1080万円を用意し、取引先企業が施設改修や新設備導入を通じて収益向上を目指す取り組みを後押しします。
これらの施策は、三菱マヒンドラ農機の撤退による地域への経済的影響を最小限に抑え、雇用の維持や事業継続を促進することを目指しています。
島根県と松江市による共同説明会の開催
さらに、島根県と松江市は、支援策に関する詳細な情報を提供するため、2026年3月27日に協力企業向けの共同説明会を松江市で開催する予定です。この説明会では、補正予算案の具体的な申請方法や支援対象の条件など、実務的な内容が説明される見込みです。
松江市の取り組みは、大企業の事業撤退が地域経済に与える波及効果に対処するための先駆的な事例として注目されています。今後も、市と県が連携して、地域企業の持続可能な成長を支援していく方針です。



