奈良市議の威圧的言動で職員が病気休暇、市長が議長に申し入れ
奈良市は3月4日、市議からの威圧的な言動などによって市職員が深刻な心理的負担を受けたとして、仲川げん市長が市議会の大西淳文議長に対して正式な申し入れを行ったことを発表しました。この申し入れは3月3日付で行われ、市の対応が注目を集めています。
職員が抑うつ状態で休暇取得
市によると、問題が発生したのは先月18日に開催された市議会厚生消防委員会およびその前後の場面です。職員が市議に対して事前説明や答弁を行った際に、威圧的な言動を受けたとされています。この出来事が原因で、職員は抑うつ状態と診断され、先月下旬から病気休暇を取得している状況です。
市の発表では、職員の健康と安全を最優先に考え、適切な措置を講じることが重要だと強調されています。このケースは、職場環境における心理的ハラスメントの深刻さを浮き彫りにする事例として、関係者の間で議論を呼んでいます。
議長が事実調査を約束
大西議長は読売新聞の取材に対し、「事実を調査し、適切に対応する」と述べ、問題の早期解決に向けて動き出す意向を示しました。議会としても、職員の権利保護と健全な議会運営の両立が求められる中、今後の対応が焦点となります。
奈良市役所では現在、耐震工事が進行中で重機が稼働している状況ですが、このような内部問題が表面化したことで、市民からの信頼維持が課題となる可能性も指摘されています。市は、透明性のある調査と再発防止策の実施を通じて、職員の安全な労働環境を確保する方針です。



