鹿児島県、国暫定予算でも新年度予算案に影響なしと答弁
鹿児島県は、国の2026年度当初予算案が暫定予算として組まれた場合でも、県の新年度予算編成に直接的な影響はないとの認識を示しました。この見解は、県議会定例会の代表質問において、県の担当者が明確に答弁したものです。
政府予算案に基づく計上で影響なし
県の担当者は、「昨年12月に閣議決定された政府予算案をもとに計上しており、本県の当初予算案への影響はないと考えている」と説明しました。この発言は、国の予算編成過程が不安定な状況であっても、鹿児島県が独自の予算策定を着実に進めていることを示しています。
一方で、担当者は「国庫補助事業等に関しては執行を留保するなどの対応が必要となる場合もある」と付け加えました。これは、国の予算が確定しない限り、一部の事業において資金の執行に制約が生じる可能性があることを認めたものです。
塩田知事、早期予算成立を要望
第2次高市内閣の発足に関する所感を問われた塩田知事は、「地方の事業執行に支障が生じないよう、来年度予算を早期に成立させていただきたい」と要望しました。この発言は、国と地方の連携を重視し、予算の早期確定が地域の経済活動や公共事業の円滑な実施に不可欠であるとの認識を反映しています。
鹿児島県の対応は、国の政治状況が地方自治体の財政運営に与える影響を最小限に抑えようとする姿勢を示しています。県は、国の動向を注視しつつも、独自の予算編成を進めることで、地域の安定した行政サービスを維持する方針を明確にしました。
今回の答弁は、地方自治体が国の予算不確実性にどのように対応するかについて、一つのモデルケースを提示するものと言えます。鹿児島県の慎重ながらも前向きな姿勢は、他の自治体にも参考となる可能性があります。



