中野区が過去最大規模の予算案を策定 教育分野への重点投資を強化
中野区は2026年度の予算案において、一般会計総額を前年度比9.1%増の2126億9400万円とし、過去最大規模の予算編成を実現しました。この大幅な増額は、中野駅周辺の再開発事業に181億4844万円を計上したことに加え、学校改築工事費などの増額が主な要因となっています。
子どもの教育環境の充実に重点を置いた新規事業
区は特に子どものための事業に注力しており、新規事業として4億4444万円を投じて区立小中学校で徴収してきた教材費や修学旅行費を全て区が補助する方針を打ち出しました。酒井直人区長は「学校で集金の必要がなくなることで、保護者の負担軽減とコスト削減が図れます。その分を教育の質的向上に活用したい」と述べ、教育環境の充実への強い意欲を示しています。
共働き世帯の増加に対応した居場所づくり
共働き世帯の増加を背景に、早朝や放課後の子どもの居場所づくりにも積極的に取り組んでいます。具体的には、早朝見守り事業に5504万円、放課後などに子どもを預かる「キッズ・プラザ」の整備に9億2284万円を計上しました。さらに、23区で初めてとなるいじめ防止のための教育アニメ制作にも着手し、577万円を盛り込んでいます。
その他の重点事業と地域課題への対応
区は以下のような事業にも予算を配分し、多角的な地域課題への対応を図っています:
- キャッシュレス決済アプリ「ナカペイ」の利用者向けキャンペーンおよびアプリ改修に4億4712万円
- 猛暑による熱中症対策として、学校や公園などの改修・整備に2億1851万円
これらの施策は、教育環境の向上だけでなく、地域住民の利便性向上や安全対策にも焦点を当てた包括的な予算編成となっています。中野区はこの予算案を通じて、子育て世帯を中心とした住民支援を強化し、持続可能な地域社会の構築を目指しています。



