島根県庁食堂で竹島を模した海鮮カレーを限定提供
島根県条例で定める竹島の日(2月22日)を前に、県庁地下食堂「やくも 島根県庁ダイニング」において、特別メニュー「竹島海鮮カレー」が2月19日と20日の2日間にわたり提供される。この限定メニューは各日50食のみの販売で、市民も購入可能となっている。
白米で男島と女島を表現した特徴的なカレー
竹島海鮮カレーの最大の特徴は、白米を用いて竹島を構成する「男島」と「女島」を表現している点である。この料理は2015年に松田和久・元隠岐の島町長が考案したもので、竹島問題に対する関心を喚起することを目的としている。現在では隠岐の島町の文化資料館「五箇創生館」内のレストランにおいて人気メニューとして定着している。
県庁食堂での提供は2023年に始まり、今回で4回目を迎える。中辛のカレーソースには、隠岐の島町産の新鮮なサザエとイカが具材として使用されており、海の幸を存分に味わえる内容となっている。価格は1食850円で設定されている。
教育現場でも竹島カレーを提供
同様の取り組みは教育機関にも広がっている。開星中学・高校(松江市西津田)では2月20日、生徒用の食堂において「開星竹島カレー」と称して特別メニューが提供される予定である。これは昨年に続いて2回目の実施となり、若い世代の竹島問題への理解と関心を深めることを目指している。
島根県の担当者はこの取り組みについて、「竹島海鮮カレーを通じて、多くの方々が竹島問題について考えるきっかけにしてほしい」と語っている。この料理は単なるグルメイベントではなく、領土問題に対する認識を高めるための教育的な側面も強く持っている。
県庁食堂での限定提供は、地域の特産品を活用しながら、重要な社会的テーマについて考える機会を提供するユニークな試みとして注目を集めている。隠岐の島町の海産物を使用したこのカレーは、地元の食文化と領土問題への意識を結びつける意義深い取り組みとなっている。



