埼玉県南東部7市町の119番対応が集約 越谷に新消防指令センターが4月運用開始
埼玉県南東部の7市町における119番通報の対応業務が、新たに越谷市に設置された「東埼玉消防指令センター」に集約され、4月1日から本格的な運用が始まります。これにより、これまで各地域で個別に行われていた指令業務が一元化され、より効率的で迅速な消防・救急活動が期待されています。
新センターの管轄範囲と人口規模
新センターが管轄するのは、越谷市、三郷市、吉川市、春日部市、草加市、八潮市の6市と松伏町の1町で、管内の人口は約116万人に上ります。これまでは各市町の消防本部や局が個別に119番通報に対応しており、通報が集中した際には電話による応援要請が必要でした。
業務集約による効率化と迅速な対応
新センターでは、管内の119番通報を一手に引き受け、救急車35台や消防車約150台に直接出動指令を出すことが可能になります。これにより、事故や火災が市境で発生した場合でも、迅速な連携が図れるようになります。また、大規模災害時には被災情報などを一元的に管理できるため、より効果的な対応が期待されます。さらに、人員削減などの効率化も見込まれています。
施設の概要と事業費
新センターは鉄筋コンクリート2階建てで、越谷市大泊の県立越谷北高校北側に新設されました。建設とシステム整備にかかる総事業費は46億9千万円で、7市町が人口に応じて負担します。消防の指令業務を共同で運用するのは、埼玉県内では3例目となります。
この取り組みは、地域の防災力を向上させ、住民の安全を守るための重要な一歩です。新センターの運用開始により、より迅速で適切な消防・救急サービスが提供されることが期待されています。



