山口県、公用車のトヨタ「センチュリー」1台を更新せず 新車両は700万円のミニバンタイプに
山口県、センチュリー1台更新せず 新車両は700万円ミニバン

山口県、高級車センチュリーの更新見送り 新たに700万円のミニバンタイプを導入へ

山口県は24日、貴賓車として保有するトヨタの最高級車「センチュリー」2台のうち、更新期を迎える1台について更新せず、別の新しい車両を購入する方針を明らかにした。新車両購入費として700万円を2026年度一般会計当初予算案に計上した。

センチュリーの保有経緯と使用状況

県は皇族や海外の要人を乗せる目的で、2013年度に約1260万円、2020年度に約2090万円でセンチュリーを購入。普段は県議会に貸し出しており、新しい車両を議長が、古い車両を副議長が公用車として使用している。今回更新が見送られる古い車両は、今年11月に車検期限が満了となる。

新車両はミニバンタイプを想定

購入する車両は、他県で公用車として購入実績があり、貴賓対応でも使用されているミニバンタイプを想定している。県物品管理課によると、新車両は貴賓対応での使用も検討するという。

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村岡知事「県民の理解得られない」

村岡知事は24日の記者会見で、「裁判になって色んな意見が集まる中、単純に継続することは到底県民の理解を得られない」と述べ、センチュリーの更新を見送る理由を説明した。

センチュリーを巡る住民訴訟の経緯

センチュリーを巡っては、2020年度の購入分が違法な公金の支出にあたるとして、元県職員が県に村岡知事へ購入費全額を請求するよう求める住民訴訟を起こしていた。山口地裁は2022年に全額を知事に請求するよう県に命じたが、2審・広島高裁は原告側の請求を棄却。最高裁も上告を棄却し、判決が確定している。

今回の決定は、こうした訴訟を経て県民の理解が得にくい状況を考慮したものとみられる。県は高級車から実用的なミニバンへの切り替えにより、公用車の運用効率化と経費削減を図る方針だ。

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