日米共同訓練「アイアン・フィスト」開始式 台湾有事想定し離島防衛能力向上へ
日米共同訓練「アイアン・フィスト」開始式 離島防衛強化

日米共同訓練「アイアン・フィスト」開始式 台湾有事想定し離島防衛能力向上へ

自衛隊と米軍による日米共同訓練「アイアン・フィスト」の開始式が2月23日、沖縄県金武町の米軍キャンプ・ハンセンで行われました。この訓練は台湾有事などを念頭に置いた離島防衛を想定しており、南西諸島における対処能力の向上を図ることを目的としています。

過去最大規模の参加人数で実施

水陸両用作戦に重点を置いたこの訓練は、日本での実施としては4回目となります。九州・山口・沖縄から陸上自衛隊や米海兵隊が参加し、過去最多となる計約4900人が訓練に参加します。訓練内容には水陸両用車やパラシュートを使用した着上陸訓練、そして陸上での戦闘訓練などが含まれています。

訓練期間は2月11日から3月9日までと長期にわたって実施されます。開始式では、米軍第3海兵機動展開旅団長のライアン・ホイル准将が「圧倒的な戦力と揺るぎない決意を示すことで、いかなる危機も始まる前に抑止する」と訓示しました。

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安全保障環境の厳しさを背景に

陸上自衛隊水陸機動団長の武者利勝陸将補は「戦後最も厳しい安全保障環境の中で、日米共同の抑止力と対処力の強化が一層求められています。島嶼防衛能力の強化は喫緊の課題です」と強調しました。この発言は、現在の国際情勢における防衛の重要性を浮き彫りにしています。

訓練では当初、昨年夏に陸上自衛隊佐賀駐屯地に配備された輸送機オスプレイを沖縄県内の米軍基地で初めて使用する予定でしたが、見送られました。防衛省はこの決定について「訓練計画上の都合」と説明しています。

今回の訓練は、地域の安全保障環境が複雑化する中で、日米同盟の結束と防衛能力の実践的な向上を目指す重要な取り組みとして位置づけられています。南西諸島の防衛体制強化に向けた具体的な一歩として、その成果が注目されます。

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