南極観測船しらせが横須賀基地に帰港 第67次隊の活動終え式典開催
南極観測船しらせ帰港 横須賀基地で式典

南極観測船しらせが横須賀基地に帰港 第67次隊の活動を終えて

南極観測船「しらせ」が第67次南極観測隊などを乗せ、南極圏での任務を終え、2026年4月23日に母港である海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)に帰港しました。基地内では盛大な式典が開催され、出迎えた海上自衛隊員の家族や関係者らが、無事の帰国を心から祝いました。

南極での約90日間の活動内容

海上自衛隊などの発表によると、しらせは昨年11月に横須賀基地を出発し、オーストラリアと南極の間を2往復する航海を実施しました。南極圏では合計約90日間にわたって活動し、主に以下の任務に従事しました。

  • 南極・昭和基地への物資および人員の輸送支援
  • 氷の融解が加速しているとされる東南極のトッテン氷河沖での観測活動の支援

観測隊員は任務終了後、オーストラリアから航空機で帰国しています。しらせの航海は、南極の科学調査と環境モニタリングに重要な役割を果たしました。

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式典での海上幕僚長の挨拶と歴史的意義

式典では、斎藤聡海上幕僚長が出席し、隊員たちを労いました。斎藤幕僚長は、今年が日本が南極観測を開始してから70年目に当たることを指摘し、「歴史の一ページを支えた努力を誇りに思う」と述べ、長年にわたる南極観測への貢献を称えました。この発言は、日本の南極研究におけるしらせと自衛隊の役割の重要性を強調するものでした。

しらせの退役計画と後継船の運用方針

現在、海上自衛隊が保有するしらせは、2034年に退役が見込まれています。これに伴い、文部科学省と防衛省は今月、後継船の運用を国立研究開発法人「海洋研究開発機構」(横須賀市)が担う方針を明らかにしました。この決定は、南極観測事業の継続性と効率性を確保するための重要なステップと位置付けられています。

南極観測船しらせの帰港は、日本の極地研究における新たな成果を象徴する出来事となりました。今後の後継船への移行も注目されます。

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