イランを巡る緊張が高まる中、トランプ米大統領のソーシャルメディアへの投稿を巡り、イラン側が強く反発している。イラン革命防衛隊系のタスニム通信は30日、トランプ氏が「米軍によるイランの港湾封鎖は解除される」と主張したことに対し、複数のイラン船が投稿後に封鎖区域を通過しようとしたが、米軍艦艇から攻撃を警告されたと報じた。その上で「イランの商船に対する封鎖は続いている」とし、米側の対応を厳しく批判した。
ホルムズ海峡を巡る攻防
イランとの戦闘終結に向けた交渉で、トランプ氏の最終判断に注目が集まる中、焦点となっているのがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の開放問題だ。どちらが先に行動を取るかで、なお神経戦が続いているもようだ。イラン側は、米国が先に港湾封鎖を解除しなければ、海峡開放に応じない姿勢を示し、譲歩を迫っている。
イラン議長の指摘
対米交渉を率いるイランのガリバフ国会議長は29日、X(旧ツイッター)で「言葉を信用しない。判断材料となるのは行動のみだ」と指摘。米国に対し、具体的な行動を求めるとともに、封鎖解除がなければ海峡開放には応じない考えを明確にした。
トランプ氏の主張
一方、トランプ氏は29日、自身の交流サイト(SNS)で「ホルムズ海峡は通航料なしで、双方向の船舶の自由な航行のため直ちに開放されなければならない」と強調。両者の主張は真っ向から対立しており、今後の動向が注目される。



