かわさきFM看板番組が生放送500回を達成 武蔵小杉から地域密着情報を発信
川崎市のコミュニティー放送局「かわさきFM」の看板番組「かわさきショウタイム コスギスイッチON!」が3月5日、記念すべき生放送500回を迎えました。木曜日の午後、タワーマンションが林立する武蔵小杉駅(同市中原区)近くのスタジオから、地域に密着した情報を発信し続けてきた番組関係者は、「ゲストやリスナーの皆さんのおかげで長く続いた」と感謝の意を表しています。
2016年スタート 地域の多彩な情報を発信
番組は2016年4月にスタートし、当初は30分枠でしたが、現在は午後2時から1時間の生放送となっています。内容は、市内で活動する人々を招いたトークコーナー、中原警察署が協力する防犯・交通安全クイズ、マンション高層階の大きな揺れなどに備えた災害・防災対策、武蔵小杉周辺のお出かけ情報などで構成されています。これまでにゲスト出演者は1500人以上にのぼり、プロスポーツ選手やイベント主催者など多岐にわたる顔ぶれが登場しています。
500回目は特別編成 関係者が集結
500回目は特別編成で放送され、現パーソナリティーの笹田恵子さん(58)、初代パーソナリティーの恩田裕之さん(61)、プロデューサーの伊早坂遥さん(42)らが集結しました。「武蔵小杉からたくさんの人たちの声を届けることができた」などと思い出話に花を咲かせ、番組の歩みを振り返りました。
番組誕生のきっかけは「いす-1グランプリ」
番組誕生のきっかけは、キャスター付きの事務用いすを使った耐久レース「いす-1グランプリ」でした。2015年に武蔵小杉駅前の特設コースで開催され、タワマンの街づくり組織のメンバーだった伊早坂さんが企画運営に携わっていました。その際、実況を担当したのが、鎌倉エフエムなどでレギュラー番組を持っていた恩田さんだったのです。
防災・防犯情報を重視 コミュニティーFMの役割に共感
伊早坂さんはラジオ番組作りと縁がなかったものの、災害時に生活情報を24時間体制で提供できるコミュニティーFMの役割に共感し、番組では一貫して防災・防犯情報を重視してきました。恩田さんも「コミュニティーFMは阪神淡路大震災後に急増した。キー局ではやらない細かな情報を流すのが大事だ」と強調しています。
アーカイブ化で地域の声を残す
番組のアーカイブ化にも力を入れており、公式サイトでは過去の放送回をすべて聞くことができます。「地域の人たちの声を音源として残しておきたい」と伊早坂さんは語ります。実際、出演後に亡くなったゲストもいることから、音源の保存は貴重な記録となっています。
パーソナリティーの思い
笹田さんは「とにかく人としゃべるのが大好き。ゲストの良いところを引き出していきたい」と意欲を語り、伊早坂さんは「番組開始当初からの常連リスナーも多い。地域密着型メディアの魅力を多くの人に知ってほしい」と話しています。
かわさきFMについて
かわさきFMは、川崎市が出資する第3セクターが1996年7月に開局しました。周波数は79・1メガヘルツで市全域をカバーし、インターネットやスマホのアプリでも聴取可能です。災害時の緊急放送、その後の安否情報、ライフラインなどの生活情報の伝達を設立目的に掲げており、地域社会に貢献する役割を果たし続けています。
