北海道・稚内の弁天島でダイビング客9人が一時不明に 全員救助される
2026年4月4日午前11時ごろ、北海道稚内市の弁天島付近において、「ダイビング中の人たちが予定時間になっても浮上してこない」との118番通報が入りました。海上保安庁や警察によると、午前9時半頃からダイビングを開始したガイドを含む9名のグループが、予定の午前10時を過ぎても海上に現れなかったとのことです。
緊急の捜索活動が展開 全員を無事発見
通報を受けて、海上保安庁や北海道警察は直ちに捜索活動を開始しました。ヘリコプターや航空機、巡視船を動員し、弁天島周辺の海域を重点的に調査。その結果、午後0時50分ごろ、固まって浮いていた9人全員を発見し、無事に救助することができました。現在、救助された方々の健康状態を詳細に確認している段階です。
トドの群れで知られる弁天島の地理的特徴
事件の現場となった弁天島は、北海道本島の最北端に位置する宗谷岬の沖合約1キロに浮かぶ小島です。この海域は、毎年秋から初夏にかけてトドが群れで来遊することで広く知られており、自然豊かな環境が特徴となっています。ダイビングスポットとしても人気を集める一方で、海流や気象条件の変化には注意が必要なエリアでもあります。
今回の事案では、迅速な通報と関係機関の連携による捜索活動が功を奏し、全員の救助につながりました。海上保安庁は、ダイビングなどの海洋レジャーを行う際には、天候や海況を十分に確認し、安全対策を徹底するよう呼びかけています。また、万が一の際には早期の通報が重要であることを改めて強調しました。
稚内市周辺では、トドの観察シーズンと重なる時期でもあり、多くの観光客や自然愛好家が訪れます。地元の関係者は、自然との共生を図りつつ、安全なレジャー環境の整備に努めていく方針を示しています。今後、詳細な原因調査が行われる見込みです。



