アイリスオーヤマがコメ生産に参入、安定供給目指すも価格課題
アイリスオーヤマがコメ生産参入、安定供給目指す

生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)がコメ作りに参入する。同社は宮城県に自社の精米工場を持ち、自社ブランドのパックご飯も販売している。自ら生産することで、急激な米価変動の影響を避け、安定的に商品を供給したい考えだ。

生産計画の詳細

同社が12日発表したところによると、2026年産は県内の水田を計22ヘクタール借り、暑さに強く収量の多い「にじのきらめき」などを作る。コメ作りは精米を手がけるグループ会社の従業員らが担う。

農地中間管理機構(農地バンク)を通じて耕作放棄地を借り受けるなどして、5年後には200ヘクタールに、その後は全国で1000ヘクタールまで広げる計画だ。

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背景と狙い

同社は2011年の東日本大震災後、宮城県に精米工場を設置。以来、パックご飯の需要拡大に対応してきたが、近年の米価高騰や気候変動による収量変動が課題となっていた。自社生産により、安定した品質と量を確保し、消費者に安心を提供する狙いがある。

しかし、コメ価格は需給バランスや政策に左右されやすく、生産コストの削減が難しい面もある。専門家は「大規模化による効率化が必要だが、初期投資や人材確保が課題」と指摘する。

今後の展望

アイリスオーヤマは、農業法人との連携や新技術の導入も視野に入れている。同社の大山晃弘社長は「コメの安定供給を通じて、食料安全保障に貢献したい」と述べている。

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