スズキは25日、2030年に発売を目指す新車について、開発期間を半減する方針を明らかにした。同日開いた技術戦略の説明会で示したもので、開発速度を高めることで急激に変化する事業環境に対応したい考えだ。
開発期間を24カ月に短縮
従来の新車開発は40~48カ月かかっていたというが、これを24カ月に縮める。これまでデザインや設計、生産技術といった工程を順に進めていたのに対し、各工程を並行して進めることで無駄な時間を減らす。
説明会で登壇した鈴木俊宏社長は「難易度は高いが、チームスズキならできる。横の壁を取り除いて一丸となってやっていくのが強みだ」と話した。
背景に原材料高と中国勢の台頭
背景には原材料費の急激な上昇や中国の新興メーカーの台頭がある。事業環境の変化が速まるなか、開発期間が長くなるほど市場とのずれが生じやすくなっている。鈴木氏は「変化のスピードに負けない会社になるための挑戦だ」と説明した。
開発期間の短縮は、日系メーカー各社でも進められている。スズキはこの取り組みにより、市場のニーズにより迅速に対応できる体制を目指す。