イオンリテール、パート従業員の時給を平均8.38%引き上げ 4年連続の満額回答で過去最高の賃上げ率に
小売業や外食産業で構成される産業別労働組合「UAゼンセン」は2月19日、総合スーパーのイオンリテールが、今春からパート従業員の時給を平均8.38%引き上げると正式に発表した。これは4年連続となる満額回答であり、引き上げ幅は前年を上回る水準となった。待遇改善を通じて従業員の確保を強化する狙いがある。
現在の平均時給は約1200円、101円程度の増額に
現在、イオンリテールのパート従業員の平均時給は約1200円で、今回の引き上げにより約101円の増額が見込まれる。UAゼンセンによれば、この賃上げ率および総額は、組合が結成された2012年以来、過去最高の数値となる。背景には、労働市場の逼迫やインフレ圧力への対応が挙げられ、企業側が人材確保に向けた積極的な姿勢を示した形だ。
すかいらーくグループも時給を平均6.39%引き上げで妥結
同様の動きは外食産業にも広がっており、すかいらーくグループでもパート従業員の時給を平均6.39%引き上げることで労使間の合意が成立した。これにより、小売業と外食業界全体で賃金改善の流れが加速していることが明らかになった。
今回の賃上げは、従業員の生活水準向上に加え、業界全体の労働環境改善にも寄与すると期待される。 UAゼンセンは、引き続き他の企業にも同様の取り組みを呼びかけ、持続可能な賃金体系の構築を目指す方針を示している。



