独航空大手ルフトハンザ、燃料高騰とストで子会社の旧型機27機を停止へ
ドイツの航空大手ルフトハンザグループは16日、イラン情勢の影響による燃料費の高騰や相次ぐストライキへの対応として、子会社シティラインの旧型機27機の運航を18日から停止すると発表しました。シティラインの運航全体を終了する可能性も示唆し、従業員に対してグループ内での継続雇用の条件を提示しています。
国内線への影響とコスト削減の加速
シティラインはミュンヘンやフランクフルトのハブ空港と地方空港などを結んでおり、主に国内線での移動に影響が出ることが予想されます。旧型機の運航は年末までに終了する予定でしたが、コスト上昇による損失を抑制するため、大幅に前倒しして停止する方針です。
ルフトハンザは昨年9月、業務統合などを通じて2030年までに4,000人の人員削減を計画しており、合理化で収益改善を図るとともに、2030年までに230機以上の新機材を導入して機体の更新を進めるとしていました。
労使対立の激化とストライキの影響
労使の対立が激化しており、今週に入ってから組合によるストライキが断続的に実施されています。16日には数百便が欠航する事態となり、航空網に大きな混乱が生じています。このような状況が、今回の旧型機停止の決定を後押ししたと見られています。
ルフトハンザグループは、燃料価格の高騰とストライキによる運航コストの増大が、収益に深刻な打撃を与えていると指摘。早期の対策として、効率性の低い旧型機の運航停止に踏み切ったと説明しています。
今回の決定は、航空業界全体が直面する経済的圧力と労使関係の課題を浮き彫りにするものであり、今後の動向が注目されます。



