KADOKAWAがnoteに約22億円出資 クリエイター作品の書籍化を促進
出版大手のKADOKAWAは2026年3月24日、投稿プラットフォーム大手「note(ノート)」との資本業務提携を正式に発表しました。KADOKAWAはnoteが実施する第三者割当増資を引き受け、100万株を約22億円で取得します。取得予定日は4月9日で、これによりKADOKAWAはnoteの議決権の5.22%を保有することになります。
総合エンタメ企業とクリエイタープラットフォームの連携
KADOKAWAは出版事業に加えて、アニメ・実写作品の制作、ゲーム開発など多角的に展開する総合エンターテインメント企業として知られています。一方のnoteは、クリエイターが文章・画像・音声・動画などを自由に投稿できるプラットフォームを運営。昨年11月末の時点で会員登録者数は1千万人を突破し、公開コンテンツ数は7千万点に迫る規模を誇っています。
IPの書籍化拡大とコンテンツ共同開発が主要目的
今回の提携により、両社は以下の分野での協力を強化します。
- noteプラットフォーム上に投稿されたIP(知的財産)の書籍化を積極的に推進
- オリジナルコンテンツの共同開発・プロデュースに取り組む
- デジタルと出版を融合した新たなエンタメビジネスの創出を目指す
note側は、今回調達した資金をM&A(合併・買収)活動やプラットフォームのシステム開発、サービス拡充などに投じる方針です。
IT大手も出資相次ぐnoteの成長戦略
noteをめぐっては近年、米IT大手のGoogleをはじめとする複数の企業が出資に動いており、デジタルコンテンツプラットフォームとしての市場価値が高まっています。KADOKAWAの出資は、伝統的な出版企業がデジタルネイティブプラットフォームと連携する最新の事例として注目されます。これにより、クリエイターが生み出す多様な作品が書籍化され、より広い層に届けられる環境整備が進むと期待されています。



