三重交通グループホールディングス、新社長に増田充康氏が内定 「冷静な分析と迅速な実行」を掲げる
三重交通グループホールディングス(GHD、本社:津市)は、2026年3月24日、竹谷賢一社長(69歳)の退任と、新社長として増田充康取締役(61歳)の昇任を発表しました。この人事は、6月に開催予定の定時株主総会および取締役会で正式に決定される見込みです。竹谷氏は退任後、三重交通相談役に就任します。
増田氏の経歴と抱負 近鉄グループでの経験を活かす
増田充康氏は、1989年に近畿日本鉄道(現:近鉄グループホールディングス)に入社し、総務や経営企画などの分野でキャリアを積み重ねてきました。2023年6月には三重交通GHDの取締役に就任し、今回の昇任に至りました。記者会見で増田氏は、人口減少や人手不足、AI(人工知能)の急速な進化など、社会の大きな変化を踏まえ、「課題を冷静に分析し、解決策を考え、迅速に実行するリーダーになりたい」と抱負を語りました。
具体的な経営方針として、不動産事業やビジネスホテル事業での売り上げ拡大を目指す一方、人口減少の影響を大きく受けるバスを中心とした運輸事業では、効率化を図る考えを示しました。これにより、グループ全体の成長と持続可能性を追求する姿勢が明確になりました。
竹谷氏の功績 現場第一主義と業績回復への貢献
退任する竹谷賢一氏は、1979年に三重交通に入社し、長年にわたり現場第一を信条として活動してきました。2023年6月には、2006年の持ち株会社移行後では初の生え抜き社長として就任し、新型コロナウイルス感染症のパンデミック後の業績回復に尽力しました。竹谷氏は、「入社以来、一貫して現場第一を信条としてきた。お客様や取引先など多くの方と関わる機会をいただいたのが財産」と述べ、その功績を振り返りました。
この人事変更は、三重交通GHDが新たな経営体制のもとで、社会の変化に対応しながら成長を続けていくことを示す重要な転換点となります。増田氏のリーダーシップが、今後の事業展開にどのような影響を与えるか、注目が集まっています。



