トヨタ自動車は18日、米国で生産した車両を日本へ「逆輸入」した2車種を東京都内で報道陣に公開した。ピックアップトラック「タンドラ」とスポーツタイプ多目的車(SUV)「ハイランダー」で、4月2日に東京で先行販売を開始している。これまでに計30台程度の受注を獲得しており、タンドラは9月ごろから納車が始まる見通しだ。全国での販売は夏以降を予定している。
逆輸入の背景と狙い
今回の逆輸入は、米国の関税政策により自動車産業が厳しい状況に置かれる中、米国の対日貿易赤字削減に貢献する姿勢を示し、日米関係の改善につなげる狙いがある。トヨタは直営販売会社「トヨタモビリティ東京」で車両を披露し、担当者は報道陣に対し「購買の選択肢が増える」とその意義を強調した。
受注状況と今後の見通し
トヨタによると、受注数はタンドラが25台前後、ハイランダーが5台となっている。タンドラは大型ピックアップトラックで、力強いデザインと高い積載能力が特徴。ハイランダーは3列シートのSUVで、家族向けの実用性が売りだ。両車種とも米国市場で高い人気を誇り、日本市場での需要が期待される。
トヨタは今後、逆輸入車のラインアップを拡大する可能性も示唆しており、日米間の貿易バランス改善に向けた取り組みを継続する方針だ。



