関電グループ会社が警備会社に不正発注 現金や飲食で2.8億円の見返り要求
関電グループ会社が警備会社に不正発注 2.8億円の見返り (30.03.2026)

関電グループ会社が警備会社に不正発注 現金や飲食で2.8億円の見返り要求

関西電力のグループ会社「かんでんエンジニアリング」(本社・大阪市港区)が、警備会社に対して過大な金額で業務を発注し、その見返りとして現金や高級飲食、ゴルフなどの利益供与を受けていた問題が明らかになった。同社は3月30日、2015年から2025年にかけての水増し金額が確認できただけで計約2億8800万円に上ると公表した。

社内で「確保」「囲い」と呼ばれた不正行為

最終調査報告によると、不正な発注に関与していたのは複数の課長級を含む社員16人。警備会社2社と示し合わせ、架空の金額を自社に請求させていた。この不正行為は社内で「確保」や「囲い」などと隠語で呼ばれていたという。

16人のうち6人は警備会社から現金計約1280万円を受け取っていた。その一部は、親会社の関電送配電との年2回ほどの飲食会に利用されていた。さらに、別の飲食で使用した領収書を警備会社に渡し、現金に換えさせていたケースも確認されている。

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高級飲食やゴルフコンペも負担させていた

不正請求に関わった8人などは、警備会社側と大阪市内の割烹料理店で毎月会食を実施し、車代を含むすべての費用を支払わせていた。さらに、年2回開催されるゴルフコンペの参加料金も負担させ、商品券の受け取りも行われていた。

水増しした金額のうち、一部は環流していたとみられるが、詳細な資金の流れについては引き続き調査が進められている。この問題は、企業グループ内でのガバナンスの欠如内部統制の不備を浮き彫りにした形だ。

関西電力グループでは過去にも不祥事が相次いでおり、今回の事件は社会的信頼をさらに損なう結果となった。同社は再発防止策の策定と徹底したコンプライアンス教育の実施を約束しているが、その実効性が問われることになる。

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