金塊消失13億円事件、偽名男が正体を告白「究極の傷物」と語り手打ち提案
金塊消失13億円、偽名男が正体告白し手打ち提案 (22.03.2026)

金塊取引で13億円超消失、偽名使用の男が「究極の傷物」と告白

東証スタンダード市場に上場している金融関連企業のunbanked(アンバンク)が、大規模な金塊取引において13億円を超える巨額の資金を失った事件で、新たな展開が生じている。偽名を使用して同社に関与していた男性が自らの正体を明かし、「究極の傷物」と表現しながらも、問題解決に向けた手打ち提案を行ったことが明らかになった。

恵比寿の会議室で行われた衝撃の告白

2026年1月20日、東京・恵比寿にあるunbankedのオフィスビル会議室で、タカハシと名乗る男性が同社社長の面前で驚くべき告白を行った。「もうちゃんと話したほうがいいかな」と切り出したこの男性は、これまでunbanked側の業務委託先担当者として活動し、同社の名刺も所持していた人物である。

「僕は究極の傷物で、公にはしにくい存在です。人生の反省もあって、この会社の成長に貢献したいと考えています」と語った男性は、自らが資金の不正流用問題で辞任に追い込まれた上場企業の前社長であることを明かした。これまで使用していた「タカハシ」という名前は本名ではなく、偽名であったことを認めたのである。

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13億円超の金塊取引トラブルの経緯

unbankedは2025年7月、大株主となった「Akatsuki Capital Works」(アカツキ、東京)から派遣された担当者らの提案を受け、金塊取引を開始していた。紹介された仕入れ先と販売先の間で金塊を転売するビジネスを展開していたが、最後の2回の取引において、13億円を超える代金が支払われない重大なトラブルが発生していた。

問題の取引では、偽造されたとみられるunbankedの社印が押された金塊売買契約書が使用されていたことも判明している。関係者提供の資料によれば、この契約書は虚偽の内容を含んでいた可能性が高いという。

元上場企業社長による異例の手打ち提案

正体を明かした男性は、13億円超の損失を被ったunbankedに対して、特定の解決提案を持ちかけた。詳細な内容は明らかにされていないものの、この事件を手打ちで解決する方向での話し合いを求めたと伝えられている。

この男性の関与は、unbankedが「オーナー案件」と呼ばれる大株主関連の取引に深く関わっていたことと無関係ではない。同社はアカツキから派遣された担当者らの主導で金塊取引に乗り出していたが、その過程で適切なリスク管理が行われていなかった可能性が指摘されている。

今回の告白は、金融取引を巡る企業不祥事が、単純な詐欺事件ではなく、より複雑な人間関係と過去の経歴が絡み合った事件であることを浮き彫りにしている。偽名を使用して企業に関与する人物が、自ら正体を明かして解決を提案するという異例の展開は、企業統治と取引管理の在り方に大きな疑問を投げかけている。

unbanked側はこの提案をどのように受け止め、今後の対応を決定するのかが注目される。また、金融庁をはじめとする監督当局の動向も注視が必要である。企業の内部統制が十分に機能していなかった可能性も指摘されており、上場企業としての責任が厳しく問われる事態となっている。

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