青森みちのく銀行、岩手銀行、秋田銀行は2日、経営統合に向けた協議を始めると正式に発表した。県境を越えた再編は近年増えているものの、3行による協議は難易度が高く、統合に至るかは予断を許さない。
3行が統合協議を正式発表
青森みちのく銀行(本店・青森市)、岩手銀行(盛岡市)、秋田銀行(秋田市)は10月2日、経営統合に向けて協議を始めると正式に表明した。発表会見には、青森みちのく銀行の石川啓太郎頭取、秋田銀行の芦田晃輔頭取、岩手銀行の岩山徹頭取が出席した。
地方の人口減などの課題は地銀共通の悩みで、生き残りをかけた再編が各地で進む。近年は各地で合併や経営統合が進んでいるが、協議が破談になった例もある。
再編の流れと「攻めの統合」
日本総研の大嶋秀雄上席主任研究員によると、20年代前半は同一県内での再編が盛んだった。神奈川、福岡、福井、愛知、青森、長野、千葉の各県で子会社化を含む経営統合が進んだ。地盤が重なる銀行どうしの統合は、重複する店舗の統廃合などで経営を合理化できる利点があった。
一方、最近は県境を越えた再編も進む。今回の3行による統合協議は「攻めの統合」と位置づけられるが、県境を越えた統合は「陣取り」を回避できるかが鍵となる。
統合協議の難易度と今後の行方
3行による統合協議は、これまでの再編と比べて難易度が高いとされる。すんなりと統合にこぎ着けられるかは予断を許さない。
統合の成否は、今後の協議の行方にかかっている。