小林製薬は25日、株式の非公開化に向け、投資ファンド2社から共同での買収提案を受けていることを明らかにした。安定した経営体制づくりを目指す提案とみられる。小林製薬では「提案の受領は事実だが、現時点で決定した事実はない」とのコメントを出した。
日英ファンドが共同提案
買収提案を行ったのは国内ファンドの日本産業推進機構と英国拠点のCVCキャピタル・パートナーズ。提案は法的拘束力のない初期的なものだという。小林製薬の時価総額は24日の終値で約4600億円。買収が実現すれば5千億円以上の規模になる可能性がある。
紅麴問題と創業家への批判
小林製薬が製造販売する紅麴(べにこうじ)サプリメントをめぐっては、2024年に健康被害問題が表面化した。被害者への補償や再発防止の取り組みを今も続けている。創業家出身の小林一雅会長や章浩社長(いずれも当時)は引責辞任したものの、特別顧問や取締役としてまだ社内に残っていることなどについて、「物言う株主」らから批判を受けている。