小林製薬が株式の非公開化を検討していることが24日、関係者への取材で明らかになった。国内ファンドの日本産業推進機構と英国のCVCキャピタル・パートナーズが、同社の株式を買い取り、非公開化する提案を行った。
紅麹問題を受け経営体制の安定化を模索
小林製薬は、紅麹成分入りサプリメントによる健康被害問題を受け、再発防止に取り組んでいる。非公開化により、市場の影響を受けない安定した経営体制を目指す狙いがあるとみられる。
24日終値ベースの時価総額は4593億円で、買収総額は5000億円規模になる可能性がある。
創業家出身者の辞任と株主からの要求
同社は2024年に紅麹問題が発覚した後、創業家出身の小林一雅会長と章浩社長(いずれも当時)が辞任に追い込まれたが、一雅氏は特別顧問、章浩氏は取締役として残っている。
また、14%超の株式を持つ筆頭株主のアクティビスト(物言う株主)が、創業家からの脱却などを求めている。