JR九州が、銀行サービスなどの金融事業に参入することが分かった。人口減少などで本業の鉄道事業が厳しさを増す中、新たな収益源の確保につなげる狙いがある。インターネット証券大手のSBIホールディングス(HD)と業務提携し、2027年度のサービス開始を目指す。
SBIHDのシステム基盤を活用
関係者によると、SBIHDが開発するシステム基盤を活用し、銀行や証券など複数の金融サービス機能を一体的に管理・運用できるようにする。まずは銀行サービスからスタートし、将来的に証券サービスなどにも広げる計画だ。
鉄道以外の事業が約6割
JR九州は鉄道を軸に不動産やホテル、小売りなど幅広く事業を展開しており、26年3月期の連結売上高5003億円のうち約6割を鉄道事業以外が占めている。鉄道や駅ビルの利用でたまる独自のポイントサービス「JRキューポ」も導入しており、金融事業への参入でさらなる経済圏の拡大を図る。
JR各社の銀行サービス参入相次ぐ
JR各社の銀行サービス参入を巡っては、JR東日本が楽天銀行と連携して24年に始めたほか、JR西日本は今年5月、関西みらい銀行を傘下に持つりそなHDと資本・業務提携を結んでおり、27年度のサービス開始を計画している。



