星野リゾートは25日、奈良県明日香村で宿泊施設「星のや飛鳥」を2027年7月22日に開業すると発表した。同県の「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産に登録され、奈良観光への注目が高まる中、宿泊需要の取り込みを図る。
全35室がスイート、景観に配慮した設計
全35室がスイートで、客室は約70~260平方メートル、天井の高さは最大4メートルとゆとりある空間に仕上げる。平屋造りと瓦屋根を採用し、自然が豊かな明日香村の景観になじむよう配慮。同村の棚田美を表現した「段々の庭」も整備する。
料金は1泊19万3000円から、採算確保へ
料金は1泊19万3000円(税込み)から。明日香村は景観規制が厳しく、大規模な宿泊施設の建設が難しい。限られた客室と高価格帯の料金設定で採算を確保する。
同社の奈良県内の宿泊施設は2か所目。星野佳路代表は発表会で「奈良は世界的な観光資源が多く、日帰り型から滞在型観光への移行が重要なポイントだ」と述べ、観光振興に協力する姿勢を強調した。