東京都心では外干しの洗濯物が乾きづらい日が続く。9月29日も雨が降れば、観測史上最長の34日連続の雨となる。室内干しのトレンドも高まる中、頼りになる衣類乾燥機だ。ネットを中心にそれぞれ一長一短がある「電気式vsガス式」の購入をめぐる論争が盛んだが、この秋、一石を投じる可能性がある新商品が投入される。
「ベランダいらない」が急増
住宅の新築やリフォームを手がける工務店「イシハラアーキテクト」(埼玉県深谷市)の代表で1級建築士の石原健さんは「最近手がける新築でほぼベランダはない」と話す。SNSでは洗濯物に特化したランドリールームを活用するなど「室内完結型」が人気で、石原さんは「乾燥機は食器洗い機と同様、注文するほぼ全世帯がほしがっている」という。
積水化学工業の調査研究機関「住環境研究所」が、同社の住宅ブランド「セキスイハイム」の間取り約20万件を分析したところ、バルコニー(ベランダ含む)がない住宅は2018年度の10.8%から、2022年度には30.6%と急増した。さらに、30歳未満ではバルコニーがあっても外に干す人は半分以下だという。
ガス式は全体の3%どまり
内閣府の消費動向調査(2026年3月)によると、衣類乾燥機(洗濯機一体型や浴室乾燥機含む)の普及率は49.9%。最も高い30代で2人以上の世帯では約7割にのぼる。中でも、最近人気の勢いが増しているのがガス式乾燥機だが、全体の3%どまりという。