カルビー社長、モノクロ包装巡り漫画家らに感謝「想像超える彩り」
カルビー社長、モノクロ包装巡り漫画家らに感謝

カルビーは25日、江原信社長兼CEOによるステークホルダー向けメッセージを公開した。5月末からポテトチップスなどのパッケージを白黒の2色で対応したことを巡り、漫画家らに感謝を伝えた。

原材料調達リスクへの予防的措置

同社は5月に「中東情勢の緊迫化に伴う一部原材料の調達不安定化を受け、商品の安定供給を最優先とする観点から、当面の対応策として一部商品のパッケージ仕様を見直します」と発表。「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」「フルグラ」などで、パッケージに使用する印刷インクの色数を従来仕様から2色に変更し、店頭で販売した。

江原氏は「今年度も折り返しを迎えました。この半年を振り返ると、中東情勢の緊迫化とその後の混乱、国内外で相次いだ自然災害など、先行きの不確実性が高い状況が続きました」とし「特に春先には、中東情勢に端を発し、ナフサをはじめとする石油由来製品の供給不安が生じました。カルビーは、パッケージに使用するインクや溶剤などの資材調達リスクに備えるため、5月末から主力商品の一部をモノクロパッケージに切り替えるという、予防的な措置を講じました」と振り返った。

SNSで広がった「彩り」への感謝

SNS上では、漫画家や一般のユーザーがモノクロの包装に絵を描いてそれぞれのデザインを作ることが話題になった。7月末以降、段階的にパッケージ仕様を見直し、フルカラー印刷に切り替えている。

江原氏は「パッケージはモノクロになりました。しかし、そこから生まれたのは、私たちの想像を超える『彩り』でした」と回顧。「漫画家の皆様をはじめ、ご家族や多くのお客様が、イラストやメッセージなど、それぞれの工夫をパッケージに添えてくださいました。お客様ご自身が、パッケージに新たな色を与えてくださったのです」と感謝を伝えた。

今後の不確実性への対応

「私たちは改めて、お客様に支えていただきながら商品をお届けできることのありがたさを実感しました」と感謝し、最後に「北海道では、今シーズン、生育期の雨量や気温にも恵まれ、じゃがいもの収穫は順調に終盤を迎えています。日々ご尽力いただいている全国の生産者の皆様に、心より感謝申し上げます。私たちを取り巻く不確実性は、今後も続くと考えています。それでもカルビーは、これまでの経験を生かし、変化にしなやかに対応しながら、安全・安心、そして変わらぬおいしさを、自信を持って皆様にお届けしてまいります。これからも、カルビーをよろしくお願い申し上げます」と結んだ。