福島県郡山市で3Dプリンター住宅建設が始動、県内初の技術で低コスト・短工期を実現
福島・郡山で3Dプリンター住宅建設開始、県内初の技術導入 (19.02.2026)

福島県郡山市で3Dプリンター技術を活用した住宅建設が始動、県内初の事例に

建設用3Dプリンター技術による住宅開発を手がけるセレンディクス(兵庫県)と、不動産事業を展開するプリンシプル(郡山市)は、福島県郡山市安積町において、3Dプリンター技術を活用した住宅建設プロジェクトを開始しました。この取り組みは、モデルハウスとして住宅展示場を整備する形で進められており、同技術を用いた住宅建設は福島県内で初めての事例となります。

低コストと短工期を実現する革新的な建築手法

3Dプリンター住宅は、工場でパーツを造形し、それを運搬して現地で組み立てる方式を採用しています。この手法により、基礎工事や木工事などの従来の工程で必要だった人員を大幅に削減することが可能です。さらに、施工期間を短縮することで、コスト削減効果が期待できるほか、温室効果ガス排出量の削減にもつながるとされています。

使用される素材は、高機能で強度のあるモルタルであり、最短で1日での組み立てが可能という点も特徴的です。セレンディクスの技術は、能登半島地震で被災した石川県珠洲市での宿泊施設や、大阪万博の事務所棟、JR初島駅舎(和歌山県)の建設など、さまざまなプロジェクトで既に実績を積んでおり、業界内外から注目を集めています。

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郡山市のモデルハウスの詳細と今後の展望

郡山市で建設が進められているモデルハウスは、鉄筋コンクリート造りの平屋建てで、間取りは2LDK、面積は72平方メートルとなっています。施工作業は14日に開始され、千葉県の工場で製造された外壁をはじめとするパーツの組み立てが、19日時点で順調に進められている状況です。

完成後は、モデルハウスとしての展示機能に加え、打ち合わせ事務所としても活用される計画です。プリンシプルの担当者は、「全国的に見ても、3Dプリンター技術を使った住宅建設の事例はまだ少ない状況です。東日本大震災を経験した福島県でこの技術に取り組むことで、地域の復興や住宅供給の効率化に貢献できればと考えています」と語り、プロジェクトへの意気込みを示しました。

この取り組みは、建設業界における技術革新の一環として位置づけられており、今後の普及や応用が期待されています。特に、災害復興や高齢化社会における住宅需要への対応など、社会的な課題解決にも寄与する可能性が指摘されています。

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