ニューヨーク外国為替市場で円が上昇、1ドル154円近辺に
2026年2月11日、ニューヨーク外国為替市場において円相場が上昇し、1ドル=154円近辺で取引が行われた。午前8時40分現在のレートは、前日比40銭円高ドル安の1ドル=153円94銭~154円04銭を付けた。この動きは、米長期金利の低下を背景に日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが優勢だったことを反映している。
米雇用統計発表で市場が一時動揺
しかし、朝方に発表された1月の米雇用統計が市場予想を大幅に上回ると、状況が一変した。この好調な雇用データを受けて、円売りドル買いが加速する場面も見られた。市場参加者の間では、米経済の強さを示す指標が為替相場に短期的な影響を与えた格好だ。
ユーロ相場については、1ユーロ=1.1863~1.1873ドル、および181円61~71銭で取引された。全体として、為替市場は米国の経済指標と金利動向に敏感に反応する様子が窺える。
日米金利差の縮小が円高要因に
今回の円高傾向の主な要因は、米長期金利の低下に伴う日米金利差の縮小である。投資家たちは、この金利差の変化を円買いの機会と捉え、積極的にポジションを調整した。ただし、米雇用統計のような重要な経済指標が発表されると、短期的な変動が生じやすいことも示された。
今後の為替相場は、米国の経済政策や金利動向、さらには日本の経済状況にも注目が集まる。市場関係者は、これらの要素を注視しながら、慎重な取引を続ける見込みだ。