ミラノ・コルティナ五輪女子モーグル、冨高日向子がターン点差で銅メダル逃す
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは11日、フリースタイルスキー女子モーグル決勝が行われ、日本の冨高日向子選手(25)(多摩大学ク)が銅メダルを逃す結果となった。冨高選手はフランスのペリーヌ・ラフォン選手と合計点で同点だったものの、ルールに基づくターン点の僅差で4位に終わり、SNS上では「同点なのに4位」と納得いかない声が渦巻いている。
同点でもターン点差で順位が決定
モーグルの採点ルールでは、ターンが60点、エアが20点、タイムが20点の合計100点満点で評価される。合計点が同点の場合、ターンの得点が高い選手が上位となる規定だ。今回の決勝では、冨高選手のターン点が46.0点だったのに対し、銅メダルを獲得したラフォン選手は46.2点。わずか0.2点の差がメダルの明暗を分けた。
決勝に進出した8選手が滑り終えて順位が確定すると、テレビ実況で解説を務めた上村愛子さんは「私も経験したことのない4位。こんなことあるんですね」と残念そうに語った。上村さんは2010年バンクーバー大会と2014年ソチ大会で2大会連続4位入賞を経験している。
SNSでルールへの疑問と惜しむ声相次ぐ
SNS上では、多くのユーザーがこの結果に疑問を投げかけている。「ターンの得点が高い方が上位になるルールを初めて知った」という感想とともに、「同点なのに4位って同率3位でいいでしょ!」「ターン点わずか0.2点の差で4位…なんとかなりませんかね?」といった納得いかない声が相次いだ。
一方で、冨高選手の滑りを称える声も多く寄せられている。「惜しかったけどすごく攻めてて良い滑りだった」「惜しかった!攻めた結果3位と同点の4位、立派です!」といったコメントがSNS上で拡散した。
冨高選手「できることは全部出し切れた」
試合後、冨高選手は涙をぬぐいながら気丈にコメント。「できることは全部出し切れたかなと思うんですけど、やっぱり悔しい気持ちはあるんですけど、目指していた自分のいまできる一番いい滑りはできたかなと思います」と語り、健闘をアピールした。
今回の結果は、オリンピックの採点ルールが選手の命運を分ける厳しさを改めて浮き彫りにした。わずか0.2点の差でメダルを逃した冨高選手の悔しさと、SNS上で広がるルールへの疑問は、冬季スポーツファンの間で大きな話題となっている。



