ミラノ五輪スキージャンプ実況で専門用語が話題、SNSでは「漫才師を思い出した」との声も
2026年ミラノ・コルティナオリンピックのスキージャンプ競技が注目を集める中、混合団体で日本が銅メダルを獲得した。しかし、テレビ中継の実況では「ツービート」や「テレマーク」といった独特の用語が頻繁に登場し、なじみのない視聴者からは困惑の声が上がっている。SNS上では、これらの用語について「意味が分からない」と疑問を抱く投稿が相次ぎ、中には北野武さんの漫才コンビ「ツービート」を連想するコメントも見られた。
「テレマーク」とは?着地姿勢の重要性がルール変更で高まる
スキージャンプ競技は、飛距離と飛行中・着地時の姿勢(飛型)の合計点で勝敗が決まる。2025年のルール変更により、着地時の「テレマーク」と呼ばれる姿勢がより重要視されるようになった。テレマークは、両脚を前後に開き、片方のひざを深く曲げ、両腕を広げて安定した形を指す。この用語は、ノルウェーのテレマーク地方に由来し、古くからスキーが盛んだった同地方の人々が、両脚を前後にずらす独特の滑り方をしていたことから名付けられたとされる。
「ツービート」の正体は?SNSでは漫才コンビとの混同も
一方、「ツービート」については、全日本スキージャンプ競技規則で「To Beat Line」として紹介されており、現在のトップの飛距離を示すラインを意味する。この線を超えると暫定1位になることを表しており、実況中に繰り返し叫ばれることで視聴者の注目を集めた。SNSでは、「ツービートってなんやねん」といった投稿が寄せられ、北野武さんの漫才コンビ「ツービート」を思い出したというユーザーもいた。例えば、「スキージャンプで『ツービート!ツービート!』言うてるから、『きよしとたけし』かと思った」とのコメントが話題となった。
その他の専門用語も解説、「K点」や「ヒルサイズ」とは?
スキージャンプの実況では、「K点」もよく登場する用語だ。これはドイツ語の「Konstruktions punkt(建築基準点)」の頭文字から来ており、以前は「Kritischer punkt(極限点)」を意味していたが、現在はジャンプ台を設計・建築する際の基準点となっている。ジャンプ台ごとにK点が決められ、飛距離がK点を超えた分で得点が加算または減点される。また、飛距離を測る基準として「ヒルサイズ」(HSと略される)もあり、踏み切り台の先端から安全に着地できる目安となる地点までの距離を指している。
今回のオリンピックでは、日本選手の活躍とともに、専門用語への関心が高まっている。視聴者にとっては、これらの解説が競技の理解を深める一助となるかもしれない。