円相場、1年8か月ぶりに1ドル160円台に下落 原油価格も100ドル突破で市場警戒感強まる
円相場1年8か月ぶり160円台 原油100ドル突破で市場警戒

円相場が1年8か月ぶりに1ドル160円台に下落、原油価格も100ドル突破で市場が警戒

ニューヨーク外国為替市場で27日、対ドルの円相場が1ドル=160円台に下落しました。これは、政府・日本銀行が為替介入を行った2024年7月以来、約1年8か月ぶりの円安・ドル高水準です。中東情勢の先行き不透明感から、基軸通貨のドルが買われる「有事のドル買い」が進んだことが主な要因とされています。

原油価格の上昇とインフレ懸念が円売りを加速

同日、原油先物価格も一時1バレル=100ドルを突破し、終値は99.64ドルと2022年7月以来の高値をつけました。この原油価格上昇は、インフレ再燃への懸念を引き起こし、米長期金利の上昇や日本の貿易収支悪化を意識した円売りにつながりました。

円相場の下落は、米国とイスラエルが2月28日にイランへの攻撃を開始して以降、1か月で約4円の円安が進行したことを示しています。市場では、日米通貨当局による為替介入の可能性が強く意識されており、今後の動向に注目が集まっています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

ニューヨーク株式市場も下落、調整局面入りの見方

ニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価が前日比793.47ドル安の4万5166.64ドルとなり、2日連続の値下がりを記録しました。原油価格上昇によるインフレ懸念から景気減速が懸念され、金融や工業関連銘柄が売られたことが影響しています。

ダウ平均は2月10日に終値として最高値をつけましたが、その後3月27日までの下落率は10%に達し、市場では相場の上昇が一服する「調整局面」に入ったとの見方が出ています。ナスダック総合指数も459.72ポイント安の2万948.36となり、IT企業を中心に売りが広がりました。

  • 円相場:1ドル160円30銭台で終値、前日比50銭程度の円安・ドル高。
  • 原油価格:WTIの5月渡し価格が一時101ドル台まで上昇、終値は5.5%高。
  • 株式市場:ダウ平均が10%下落し、調整局面入りの観測が浮上。

これらの動きは、中東情勢の緊迫化が世界経済に与える影響を浮き彫りにしており、投資家の間でリスク回避の動きが強まっています。今後も為替や株式市場の変動に注意が必要です。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ