YKK(本社:東京都千代田区)は22日、中核事業会社であるYKKAPの堀秀充会長(67)を含む幹部3人が、交際費を不正に請求していたと発表した。問題となったのは、私的な飲食費を取引先との接待であるように装って申請した事例で、不正の総額は現在調査中であるため公表されていない。
不正の経緯と対応
今年2月に社内の内部通報があり、その後の社内調査によって不正が明らかになった。調査の結果、2022年ごろから不正請求が行われていた可能性があるという。不正額は業績に影響を与える規模ではないとしているが、会社は事態を重く見て、外部の弁護士らで構成される特別調査委員会を設置し、詳細な調査を進めている。
退任する幹部
退任するのは、堀秀充会長のほか、阿部浩司副社長(62)と海老原功一副社長(59)の3人。いずれも6月に開催予定の株主総会後に退任する。堀氏は兼務するYKKの取締役も退くことになる。
YKKは「ご心配とご迷惑をおかけし、深くおわびする」とのコメントを発表。今後は全容の解明を急ぐとともに、再発防止策の策定を進める方針を示している。
この問題は、企業のコンプライアンス意識の低下を浮き彫りにしており、今後の調査結果が注目される。



