NYダウ平均、3日連続で史上最高値更新 米追加利下げ期待で52ドル高
NYダウ平均、3日連続最高値更新 利下げ期待で52ドル高

NYダウ平均が3日連続で史上最高値を更新、米追加利下げ期待が市場を支える

2026年2月11日 - ニューヨーク証券取引所における株式市場で、ダウ工業株30種平均が3営業日連続で史上最高値を更新した。10日の取引終値は前日比52.27ドル高5万188.14ドルとなり、市場関係者の注目を集めている。

米追加利下げ期待が買い優位の背景に

この上昇の主な要因として、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げへの期待が高まっていることが挙げられる。昨年12月の米小売売上高が前月比で横ばい圏にとどまったことから、消費低迷が意識され始めた。景気を下支えするため、FRBが早期に利下げを実施するとの見方が広がり、相場の支えとなった。

市場アナリストは、「消費動向の鈍化がFRBの金融政策に影響を与え、追加利下げの可能性が強まっている」と指摘する。この期待感が投資家の心理を後押しし、買い注文が優勢となった結果、ダウ平均の連続高更新につながった。

ナスダック総合指数は3営業日ぶりに反落

一方、ハイテク株主体のナスダック総合指数は3営業日ぶりに反落し、136.20ポイント安2万3102.47で取引を終えた。この動きは、ハイテクセクターに対する投資家の慎重な姿勢を反映している。

専門家は、「ダウ平均とナスダック指数の動きが分かれた背景には、セクターごとのリスク評価の違いがある」と分析。ハイテク株は利下げ期待の恩恵を受けつつも、一部で利益確定売りが優勢となった可能性が示唆される。

今後の市場見通しと影響要因

今後の市場動向については、以下の点が注目される。

  • FRBの金融政策決定: 追加利下げのタイミングと規模が市場に与える影響。
  • 米国経済指標: 小売売上高をはじめとする消費関連データの推移。
  • 国際情勢: グローバルな経済環境の変化が米国市場に及ぼす波及効果。

市場関係者は、「利下げ期待が継続すれば、ダウ平均の上昇基調が持続する可能性がある」と見ている。しかし、ナスダック指数の反落も踏まえ、セクター間の動きの違いには注意が必要だ。

全体として、米国株式市場は利下げ期待を背景にした買い優位の環境が続いているが、ハイテク株の調整など一部で不安定な要素も残る。投資家は今後の経済指標や政策動向を注視しながら、慎重な投資判断が求められる状況だ。