箱根湯本で1300世帯が断水、観光地に影響 水道管凍結の可能性、復旧のめど立たず
箱根湯本で1300世帯断水、観光地に影響 復旧のめど立たず

箱根湯本で大規模断水発生、観光地に深刻な影響

神奈川県箱根町は2月10日、観光施設が集中する湯本地区(一部を除く)において、約1300世帯で上水道の供給を一時停止する事態が発生しました。断水は午前9時半頃から始まり、観光地の中心部に大きな混乱をもたらしています。

観光施設や公衆トイレも使用不能に

断水の影響は住民だけでなく、観光客にも及びました。特に、箱根登山鉄道の箱根湯本駅前にある土産物店が並ぶ商店街では、多くの店舗で水道が使用できなくなりました。さらに、一部の宿泊施設や地域の公衆トイレでも同様の問題が発生し、観光地としての機能に支障をきたしています。

原因は水道管の凍結・破損の可能性

町上下水道温泉課によると、断水の直接的な原因は、湯本地区の水源となる配水池から浄水場のタンクに入る水量が急激に低下したためです。町はこの事態を受け、一時的な断水を決断しました。水量低下の背景には、寒気の影響による水道管の凍結や破損が考えられ、これによって水漏れが発生した可能性が指摘されています。

応急措置は実施も復旧のめど立たず

町は事態に対処するため、午後6時から一時的に給水を再開するとともに、応急給水場所を3か所設置するなどの対応を講じました。しかし、破損箇所の特定には至っておらず、本格的な復旧の見通しは立っていない状況です。このため、町は町民に対して水のくみ置きを呼びかけるなど、継続的な節水を要請しています。

観光地としての課題浮き彫りに

今回の断水は、寒波によるインフラへの影響が観光地の機能を直撃する事例となりました。箱根湯本は国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットであり、水道などのライフラインの脆弱性が露呈した形です。町は今後、インフラの耐寒性強化や緊急時の対応策について検討を迫られることになるでしょう。

現時点では、断水がいつまで続くか不明であり、観光シーズンを控えた地域にとっては深刻な問題となっています。町は引き続き状況を監視し、早期の復旧に向けた対策を急ぐ方針です。