NY株式市場が続落、ダウ平均は203ドル安で取引終了
2026年3月20日、ニューヨーク株式市場においてダウ工業株30種平均が続落し、前日比203.72ドル安の4万6021.43ドルで取引を終えた。この下落は、米イスラエルとイランの交戦に伴う原油価格の高止まりが主要な要因となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退したことで売り注文が優勢となったためである。
FRBの経済見通しと市場の反応
米連邦準備制度理事会(FRB)が3月18日に公表した最新の経済見通しでは、年内に1回の利下げ見通しを維持したものの、市場では追加的な利下げが見送られるとの観測が強まった。この見通し後退は、中東情勢の緊迫化に起因する原油価格の上昇圧力が、インフレ懸念を高めたことによるものだ。
ナスダック総合指数も下落、個別銘柄の動向
ハイテク株を主体とするナスダック総合指数も続落し、61.73ポイント安の2万2090.69で取引を終えた。個別銘柄では、以下の動きが目立った。
- ボーイング:航空宇宙機器メーカーとして下落が顕著だった。
- マクドナルド:ファストフードチェーンも売り圧力を受けた。
- シェブロン:石油関連企業は原油価格高騰を背景に買い注文が集まった。
市場関係者は、中東情勢の進展とFRBの今後の金融政策に注目しており、短期的なボラティリティが継続する可能性を示唆している。投資家の間では、利下げ観測の後退が株式市場全体に与える影響について、慎重な見方が広がっている。



