東京株式市場、日経平均が取引中初の6万円突破も売り圧力で下落
2026年4月23日、東京株式市場において、日経平均株価(225種)が取引時間中として初めて6万円の大台を突破する歴史的な動きを見せました。しかし、その後は利益確定を目的とした売り注文が優勢となり、午前終値は前日終値比で下落しました。
米国株高と地政学的期待が上昇を後押し
市場は、米国市場における主要株価指数の全面的な上昇を受け、取引開始直後から堅調なスタートを切りました。さらに、米国とイランの間での戦闘終結に向けた協議再開への期待が投資家心理を支え、昨年10月に5万円を超えてから約半年という短期間で、新たな節目となる6万円への上昇を実現させました。前日終値からの上げ幅は一時、400円を超える場面もありました。
利益確定売りが優勢に、午前終値は下落
しかし、6万円突破後は、当面の利益を確定させる動きが市場に広がり、売り注文が増加。これにより、日経平均は上昇から下落に転じました。23日午前の終値は、5万8952円11銭となり、前日終値比で633円75銭安となりました。東証株価指数(TOPIX)も44.89ポイント安の3700.10で取引を終えています。
この動きは、市場が節目の価格帯で慎重な姿勢を見せたことを示しています。投資家は、米イラン情勢の進展や今後の経済指標に注目しながら、次の材料を待つ構えです。短期間での大幅な上昇を受けて、一部の投資家が利益を確定させたことが、午前中の下落要因として挙げられます。
今後の市場動向については、以下の点が焦点となりそうです。
- 米国とイラン間の協議の具体的な進展状況
- 米国を中心とした海外市場の動向
- 日本国内の企業業績や経済政策の見通し
日経平均が6万円台での定着を目指すか、それとも調整局面が続くか、午後の取引が注目されます。



