日経平均株価が歴史的な6万円台を初めて記録
2026年4月23日、東京株式市場において日経平均株価が一時的に史上初となる6万円台に到達しました。この急騰は、米国とイランによる停戦延長の表明を背景に、前日の米国市場での上昇トレンドを継承した形で実現しました。
市場の動向と要因分析
日経平均は前日終値より172円78銭高い5万9758円64銭で取引を開始し、その後上昇幅を拡大。一時的には前日終値から300円を超える値上がりを記録し、6万円の大台を突破する瞬間を迎えました。
米国市場の影響が大きく、前日22日のニューヨーク株式市場ではハイテク株を中心に堅調な動きが見られ、主要3指数がそろって上昇していました。この流れが日本市場にも好影響を与えた形です。
特に注目されるのは、人工知能(AI)関連株と半導体関連株が積極的に買われた点です。これらの成長分野への投資家の関心が高まっていることが、市場全体の上昇を後押ししました。
地政学的リスクの緩和と市場回復
米国とイランの停戦交渉については依然として不透明な部分が残るものの、停戦延長の表明が市場心理を改善させました。2月末に米国などによるイラン攻撃が開始されて以降、日経平均は急落し、3月末の終値は5万1063円まで下落していました。
しかし、そこから約3週間で約9000円もの上昇を記録し、攻撃開始前の水準をすでに上回っています。この急回復は、地政学的リスクの緩和期待が市場に織り込まれた結果と言えるでしょう。
前日までの市場動向
22日の日経平均は3日連続で上昇し、5万9585円86銭で取引を終了。この時点で終値としては史上最高値を更新していました。23日の6万円台突破は、この上昇トレンドがさらに加速した形となりました。
市場関係者からは、中東情勢の安定化への期待が投資家のリスク選好を高めているとの指摘が聞かれます。ただし、今後の停戦交渉の進展次第では、市場が再び振れる可能性もあるため、注意深い観察が必要です。



