日銀調査で1年後の物価「上がる」と回答した人が83.7%、高水準の見通しが持続
日本銀行が2026年4月20日に公表した2026年3月の生活意識アンケートによると、1年後に物価が「上がる」と回答した人の割合は83.7%に達しました。昨年12月の前回調査(86.0%)からはわずかに低下したものの、依然として高い水準を維持しており、多くの消費者が今後も物価上昇が続くと予想している様子が浮き彫りになりました。
詳細な回答内訳と背景にある価格上昇の実感
調査では、1年後の物価が「かなり上がる」と答えた人は29.2%、「少し上がる」との回答は54.5%でした。また、1年前と比べて物価が「上がった」と感じている人の割合は95.0%を占め、日常生活における食料品やサービスの価格上昇が広く実感されていることが示されました。
この結果は、生活に身近な品目の価格上昇が継続している中で、消費者がインフレ圧力を強く意識していることを反映しています。一方で、1年前と比べた景況感については、「良くなった」との回答が6.3%と低調で、物価上昇が家計に与える影響に対する懸念が根強いこともうかがえます。
調査の実施時期と今後の経済動向への影響
本調査は2月4日から3月9日にかけて実施され、全国の消費者を対象に物価や景気の見通しを尋ねました。日銀はこのデータを今後の金融政策の参考にするとみられ、高水準の物価見通しが持続する状況は、経済政策の調整や家計の支出行動に影響を与える可能性があります。
全体として、消費者が物価上昇を予想する傾向は強く、インフレ環境が定着しつつあることを示唆しています。今後の動向には、国際的な経済情勢や国内の賃金動向などが関連してくると見込まれます。



