日経平均株価が大幅続落、5万7000円割れに
2026年3月3日の東京株式市場において、日経平均株価は大幅な下落を記録しました。一時的には前日の終値から1400円を超える下落を示し、5万6600円台まで値を下げました。これは5万7000円の大台を割り込むもので、2月24日以来5営業日ぶりの水準となります。
中東情勢緊迫化が市場を直撃
下落の主な要因は、米国とイスラエルによるイラン攻撃の実施に伴う世界経済の不透明感の高まりです。この地政学的リスクの増大により、投資家の間でリスク回避の姿勢が強まっていることが市場動向に反映されました。
日経平均は前日終値より327円安い5万7729円80銭で取引を開始しましたが、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の急騰が企業業績に悪影響を与えるとの懸念から、下げ幅は次第に拡大していきました。
個別銘柄の動向
市場では以下のような動きが見られました:
- 売りが優勢な銘柄:ファーストリテイリングやTDKなどが売り圧力にさらされました。
- 下支え役となる銘柄:前日の米国市場におけるハイテク株の堅調な動きを受け、アドバンテストやフジクラといった人工知能(AI)・半導体関連銘柄が比較的安定した動きを見せ、全体の株価を一定程度下支えしました。
片山財務大臣はこの市場動向について、「極めて高い緊張感を持って注視している」とのコメントを発表しました。また、東京外国為替市場ではドル円相場にも影響が及んでいます。
今回の株価下落は、地政学的リスクが金融市場に与える影響の大きさを改めて浮き彫りにしました。投資家は中東情勢の今後の展開に細心の注意を払いつつ、リスク管理を徹底する姿勢を強めています。



