ホンダ「インテグラ」復活、米国産大型SUV「パスポート」と共に逆輸入で2026年発売へ
ホンダ「インテグラ」復活、米国産SUVと共に逆輸入で2026年発売

ホンダが米国生産車の逆輸入を発表、2026年に「インテグラ」と「パスポート」を発売へ

ホンダは5日、米国で製造している大型スポーツ用多目的車(SUV)「パスポート」と、高級ブランド「アキュラ」のハッチバックモデル「インテグラ」を日本市場に逆輸入し、2026年後半に発売する計画を明らかにしました。この動きは、日米間の関税合意に基づいて米国生産車の輸入手続きを簡素化した新制度を活用するもので、自動車業界における国際的なサプライチェーンの柔軟性を示す事例として注目されています。

「パスポート」と「インテグラ」の特徴と販売戦略

「パスポート」は全長約4.8メートルを誇り、ホンダの国内向けSUVとしては最大級のサイズとなります。その特徴として、未舗装路での走行性能を重視した設計が挙げられ、アウトドア愛好家向けの魅力をアピールしています。一方、「インテグラ」は高性能スポーツモデル「タイプS」を導入し、スポーティな走りを追求した仕様となっています。両車種とも、左ハンドル仕様のまま発売される予定で、価格は未定ですが、販売台数は少量に限定される見通しです。

日米関税合意に基づく制度活用と業界の動向

この逆輸入を可能にした背景には、国土交通省が2026年2月に新設した制度があります。この制度では、米国生産車について書類審査のみで安全性を認定し、追加試験なしで輸入を認めることで、手続きの効率化を図っています。経済産業省も、トヨタ自動車の米国産SUV「ハイランダー」を公用車として導入するなど、同様の動きを進めており、日米間の自動車貿易における協力関係が強化されていることが伺えます。

ホンダは、2026年1月に千葉市で開催された展示会で北米仕様の「インテグラ」と「パスポート」を出展しており、日本市場での関心を高める取り組みを既に開始しています。この逆輸入プロジェクトは、グローバルな生産ネットワークを活用した戦略の一環として位置づけられ、今後の自動車産業の方向性に影響を与える可能性があります。