トヨタ自動車は7日、高級車ブランド「レクサス」の新型電気自動車(EV)「TZ」を発表した。レクサスのEVとしては初となる3列シートのスポーツ用多目的車(SUV)で、日本では2026年冬ごろの発売を予定している。
家族層を意識した設計
TZの乗車定員は6人。全長約5.1メートル、全幅約1.99メートルと大型で、ファミリーユースを想定している。走行中でも車内の静粛性を高く保ち、3列目でも会話がしやすい設計となっている。また、レクサスとして初めて、車内に子どもが置き去りにされた際にブザーやハザードランプで通知する安全システムを採用した。
航続距離と価格
1回の充電での航続距離は、国内販売モデルで最大約620キロメートル。価格は未定で、今後公表される予定だ。
発表会でデザインを担当したサイモン・ハンフリーズ執行役員は、「家族の実用的なニーズに応えるだけでなく、近づくたびに誇りと高揚感をもたらす存在だ」とアピールした。
TZは、トヨタが2024年に発表した次世代EV戦略の一環として開発された。レクサスブランドでは、2030年までに全モデルにEVまたはプラグインハイブリッドを用意する方針を掲げており、TZはその重要なモデルとなる。
今回の発表は、朝日新聞社が主催するオンラインイベントで行われ、多くのメディアが注目した。TZは、日本市場だけでなく、海外市場でも販売が計画されており、特に北米や中国での需要が見込まれている。
トヨタは、レクサスのEVラインナップを拡充することで、高級EV市場での競争力を高める狙いがある。テスラや中国メーカーとの競争が激化する中、TZの投入はレクサスのブランド価値をさらに向上させることが期待される。



