日産と北里大が「あしゆび体操」を考案、高齢者の安全運転を支援する新たな取り組み
日産と北里大が「あしゆび体操」考案、高齢者運転支援

日産自動車と北里大学が「あしゆび体操」を共同開発、高齢者の運転安全を向上へ

日産自動車と北里大学は、高齢者の安全運転を支援するため、足指の筋力を鍛える「あしゆび体操」を共同で考案した。この取り組みは、足指の握力が衰えることでハンドルやブレーキ操作が乱れるリスクを軽減することを目指している。2026年2月24日に神奈川県平塚市で行われた実証では、体操の効果が確認され、高齢者の運転能力向上に寄与することが期待されている。

足指の握力と運転操作の関連性を調査

日産と北里大学は、車を運転する65歳以上の20人を対象に調査を実施した。その結果、足指の握力が弱いほどハンドル操作のミスが生じやすい傾向が明らかになった。北里大学の上出直人准教授(理学療法)によると、足の踏ん張りが不足することで運転中の姿勢が乱れ、これが操作の不正確さにつながっていると分析されている。さらに、調査ではブレーキを踏む速さやアクセル操作の正確さにも足指の筋力が影響することが判明した。

「あしゆび体操」の具体的な内容と効果

あしゆび体操は、童謡「むすんでひらいて」のメロディーに合わせて、足の指や足首を使った7種類の動きを繰り返すシンプルなプログラムだ。自宅や外出先で座りながら手軽に実践できる点が特徴で、高齢者にとって取り組みやすい設計となっている。実際に高齢者47人に約2カ月間この体操を継続してもらったところ、足指の握力が平均25%向上したというデータが得られた。この結果は、体操が筋力強化に有効であることを示唆している。

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高齢化社会における運転安全への貢献

日本では高齢化が進む中、高齢者の安全運転は社会的な課題となっている。あしゆび体操は、こうした背景から生まれた実用的なソリューションとして注目を集めている。日産と北里大学の共同研究は、自動車業界と医療・健康分野の連携を強化し、高齢者の移動手段の安全性向上に貢献することを目指している。今後も継続的な調査や改良を通じて、より効果的なプログラムの開発が期待される。

この取り組みは、高齢者が自身の運転能力を維持・向上させるための新たな手段を提供し、交通事故の予防や生活の質の向上につながる可能性を秘めている。関係者は、体操の普及を通じて広く社会に貢献したいと意欲を語っている。

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