ヒューマンジョイントの「自社ローン」中古車販売、地方の生活を支える駆け込み寺として注目
自社ローン中古車販売が地方の生活必需品を救う駆け込み寺に

地方都市の生活必需品を支える「自社ローン」中古車販売店が注目

福島県いわき市出身の斉藤博行さん(46歳)が設立したヒューマンジョイント(東京)が全国で運営する中古車販売店が、地方都市において生活に不可欠な車の購入を支援する「駆け込み寺」として大きな注目を集めています。同社が展開する「COCOCAR(ココカー)」は、金融機関を介さず顧客と直接分割払い契約を結ぶ「自社ローン」制度を導入し、大手自動車ローンの審査が通らない購入者を救う役割を果たしています。

シングルマザーの友人の言葉が起業のきっかけに

斉藤さんは福島大学経済学部を卒業後、金融会社に勤務していましたが、リーマン・ショックの影響で苦境に立つ金融業界の中で独立を模索していました。そんな中、シングルマザーの友人から「車を買えない」という切実な悩みを聞き、「自分に何かできないか」と強く感じ、2017年にヒューマンジョイントを設立する道を選びました。

独自の審査基準と自社開発技術で購入者をサポート

同社の「自社ローン」制度は、業界の慣習や固定概念にとらわれず、独自の審査基準を設けています。過去の信用情報から信販ローンの審査が不安な人でも通りやすくしており、地方都市で車が生活必需品である現実に即した対応を実現しています。

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さらに、支払いが滞った場合などのリスク管理として、衛星利用測位システム(GPS)機能付きのエンジン制御装置「ロケポ」を自社開発し、販売車両に搭載しています。市販品では高価になりがちなこの装置を自社開発したことで、購入者の経済的負担を軽減するとともに、盗難やバッテリー上がりなどのリスクも低減しています。

事業拡大と変わらぬ創業の思い

現在、ヒューマンジョイントはフランチャイズを含め、東北、関東、中部、北海道で計7店舗を運営しています。中古車販売を中心に、広告や飲食、コンサルティングなど多岐にわたる事業を展開しており、地域経済にも貢献しています。

斉藤さんは「ローンが通らなければ現金一括払いしか選択肢がなくなり、多くの人が購入を諦めてしまいます。しかし、地方では車は生活必需品であり、特に子どもたちにとって、さまざまな体験を得る機会が公平に与えられないのは問題だと考えています」と語ります。創業時から抱き続けてきた「さまざまな理由で一歩を踏み出せない人たちに寄り添いたい」という思いは、今も変わることなく事業の根幹を支えています。

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