トヨタ自動車、2月の世界生産が3.9%減少 中国・日本で落ち込み続く
トヨタ2月世界生産3.9%減 中国・日本で落ち込み

トヨタ自動車、2月の世界生産が3.9%減少 4カ月連続で前年割れに

トヨタ自動車が3月30日に発表した2026年2月の世界生産台数は、前年同月と比較して3.9%減少し、74万9673台となった。これにより、世界生産は4カ月連続で前年水準を下回る結果となった。主な要因として、厳しい競争環境が続く中国市場の落ち込みや、日本の稼働日数の減少が挙げられている。

地域別の生産動向:中国・カナダで大幅減、米国は堅調

世界生産の内訳を地域別に見ると、海外生産は4.6%減の47万757台、日本国内生産は2.6%減の27万8916台であった。特に中国では、春節(旧正月)の時期が前年とずれたことに伴う稼働日減少も重なり、11.5%減の7万8457台と大きく落ち込んだ。カナダでも、スポーツタイプ多目的車(SUV)「RAV4」の新型への切り替えの影響が響き、46.2%減の2万3173台と振るわなかった。

一方で、ハイブリッド車(HV)の需要が好調な米国では、3.4%増の11万978台と堅調な伸びを示している。この結果は、トヨタの環境対応車へのシフトが一部市場で成功していることを示唆している。

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世界販売も3.3%減 3カ月ぶりのマイナスに

2月の世界販売台数は、前年同月比3.3%減の73万7134台となり、3カ月ぶりのマイナスとなった。販売の内訳では、海外販売が2.2%減の61万4870台、日本国内販売が8.3%減の12万2264台であった。中国市場では販売も13.9%減の8万2471台と低迷している。

しかし、米国市場では主力車種「カローラ」やセダン「カムリ」の需要が堅調で、販売台数が3.2%増の18万950台に伸びた。このように、地域によって販売動向に大きな差が見られる状況が続いている。

今後の見通しと市場への影響

トヨタ自動車の今回の発表は、自動車産業全体が直面する課題を浮き彫りにしている。中国市場での競争激化や、日本における生産環境の変化が、世界生産に影響を与えている。また、ハイブリッド車などの環境対応車への需要が高まる中、地域ごとの販売戦略の重要性が増していると言える。

今後の動向としては、中国での販売回復や、新型車への切り替えが完了したカナダなどの市場での改善が期待される。一方で、米国での好調さが持続するかどうかも、今後の業績を左右する重要な要素となるだろう。

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