トヨタ、中東情勢悪化で日本生産車2万台減産へ イラン攻撃影響で輸出調整
トヨタ、中東向け車種2万台減産 イラン攻撃影響で (05.03.2026)

トヨタ自動車、中東情勢悪化で日本生産車2万台の減産を計画

トヨタ自動車が、日本国内で生産している中東向けの車種に関して、3月末までに約2万台の減産を計画していることが5日、明らかになりました。減産は9日ごろから実施される見通しで、これは米国とイスラエルによるイラン攻撃の影響で中東情勢が悪化していることを踏まえた措置とみられています。

主要部品メーカーに計画見直しを通達

トヨタは既に主要な部品メーカーに対して、生産計画の見直しを通達しています。同社は4月以降の生産調整についても、状況次第で検討する方針を示しており、情勢が長引けば収益への影響が懸念されます。トヨタは「個別車種の生産計画については回答を差し控える」として、詳細な内容を明らかにしていません。

中東向け輸出は全体の約16%を占める

トヨタは2025年に日本から中東地域へ、前年比で約5%多い32万台余りを輸出しており、これは日本からの輸出全体の約16%に相当する重要な市場です。同社はグループ企業を含め、現地社員らの安全を最優先に考え、中東情勢を注視する方針を堅持してきました。

船舶運航リスク高まり、輸出への影響懸念

現在、中東地域では船舶の運航リスクが高まっており、トヨタをはじめとする国内自動車大手の輸出活動への影響が懸念されています。情勢の推移によっては、さらなる生産調整や輸出計画の見直しが迫られる可能性もあります。

今回の減産計画は、地政学的リスクが自動車産業に与える影響を浮き彫りにする事例として注目を集めており、今後の国際情勢と企業戦略の行方が注視されます。