群馬銀行、純利益588億円で過去最高更新 東和銀行は有価証券見直しで最終赤字
群馬銀行、純利益588億円で過去最高 東和銀行は最終赤字

前橋市に本店を置く群馬銀行と東和銀行は、2026年3月期の連結決算をそれぞれ発表した。群馬銀行は純利益が前期比34.1%増の588億6300万円となり、3期連続で過去最高益を更新した。貸出金残高の増加や金利上昇を背景に、貸出金利息などの資金利益が伸びたことが主因だ。

群馬銀行、好調な収益基盤

本業の収益力を示すコア業務純益は、投資信託解約損益を除くベースで前期比28.2%増の711億円に達した。単体の貸出金残高は5.5%増の7兆2261億円、預金残高は1.3%増の8兆7891億円だった。同行は2027年4月に第四北越フィナンシャルグループ(新潟市)と経営統合し、「群馬新潟フィナンシャルグループ」を発足させる予定だ。深井彰彦頭取は11日の会見で、統合後の新グループが2030年3月期に連結純利益1400億円超を目指していることについて、今回の好決算を踏まえ「更新される可能性が高い」と述べた。

東和銀行、有価証券見直しで赤字

一方、東和銀行の最終損益は244億9900万円の赤字(前期は45億2000万円の黒字)となった。将来の金利リスクを抑え、収益力を高めるため有価証券のポートフォリオを見直し、国債等債券売却損を計上したことが響いた。本業の収益力を示す単体のコア業務純益は、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加で30億200万円増の88億4600万円となった。単体の貸出金残高は397億円増の1兆6490億円、預金残高は154億円増の2兆1718億円だった。江原洋頭取は12日の会見で「大きな赤字となったが、貸出金利息など本業の収益は順調」と説明。有価証券の含み損処理で、今後の収益回復に向けた体制が整ったとの認識を示した。

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東和銀行、頭取交代を発表

東和銀行は12日、江原洋頭取(70)が退任し、北爪功副頭取(61)が頭取に昇格する人事を発表した。6月25日の定時株主総会と、その後の取締役会を経て正式決定する。同行の頭取交代は6年ぶり。江原氏は取締役を退き、相談役会長に就く。北爪氏は伊勢崎市出身。東京経済大卒業後、1987年に入行し、篭原支店長や伊勢崎営業本部長兼伊勢崎支店長、リレーションシップバンキング推進部長などを歴任。2020年に専務、2025年に副頭取に就いた。北爪氏は会見で「3年後の自己資本比率8%の達成が、私に与えられた使命だ。地域の皆さんの役に立てるよう頑張りたい」と述べた。岡部晋常務は代表取締役専務に昇格し、代表権は北爪氏と岡部氏が持つ。江原氏は2020年に頭取に就任。SBIホールディングスとの資本提携や、公的資金の完済、有価証券の含み損処理などを進めた。会見で「将来にわたる収益力の大幅な改善が図れる体制になった」と述べ、就任から6年を節目に交代を決めたと説明した。

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