まだ介護は必要ないが、今の家にこの先も住み続けられるのか。食事や買い物は一人でできるものの、古い家の暑さや浴室の段差が負担になったり、急な体調不良に不安を感じたりする高齢者は多い。高齢者向け施設への入居を検討するには早いが、現状の住まいを続けるべきか迷う人々に向け、新たな選択肢が登場している。
世田谷区に完成したシニア向け賃貸マンション
東京都世田谷区で今年4月に完成した賃貸マンションは「シニア向け賃貸」を掲げる。60代から70代前半の5人が入居を決め、全6戸のうち4戸が契約済みだ。
手がけた旭化成ホームズによると、入居者の一人は「(前に住んでいた)自宅は古く、夏の暑さがひどかったが、ここに来て住みやすくなった」と話したという。別の入居者は「子どもがいないので、元気なうちに自宅を処分しておきたかった」と説明した。
自立した生活と「もしも」に備える設備
ここでの暮らしは、介護が必要になってから移り住んだわけではない。自分で判断できるうちに次の住まいを選んだ人々だ。各戸は2LDKで、広さは5…(有料記事のため続きは会員限定)
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